SNS が世の中の左右する中で様々な偽情報や詐欺情報、あるいは人をディスする 炎上 が増えてきました。世の中に悪い人が増えてきたというより人間の本能は本来そのようなものだと冷静に見てしまいます。つまり週刊誌が売れたり、喫茶店では人の悪口を言うことが日常化しているように人の不幸は楽しいものなのです。
世の中が閉鎖的になったということではなくて、これは人間の競争心が虚栄心の裏側とも言えると思います。政治のことを言えば選挙では偽アカウントが出回りそれが人気を得ることの戦略上の一つの手法になりつつあります。何と対して有名ではない私の偽アカウントも出てきたくらいです。
こういった状況を見ると SNS での運用は決して楽なものではなく、レッドオーシャンに入ったと実感します。
ではこの混沌とした情報社会の中でどのようにファクトを見極め生き残っていくかということになりますが、これは発信するというよりも 見る側の知性 が要求されてくると思います。情報を選択するリテラシーを研ぎ澄ますしかありません。
そもそも SNS は人間の承認欲求を満たすために仕組まれたものです。ところが その裏腹に ネガティブな情報が好まれたりします。ある芸能人はそれをうまく利用してトラフィックを稼ぐこともいといません。要するに正義を盾に取るのではなく人間の本能をよく理解した上で情報を発信することが求められているのです。
これからの広告やPR は どのようなスタンスが求められるか?あるいは 商品の魅力とは何かを考えた時に思い込みではなく妥当性を冷静に見ることと考えます。例えば イーロンマスクはハイテクとは言いつつも 実際は、安くて便利なものを作ろうとしている。その裏打ちがしっかりしている。最初に作ったテスラのロードスターは高いオリジナルバッテリーを使わず市販の乾電池を使いました。
今まで常識と考えていたことにメスを入れ、実は妥当性のあることを代表を切って実行したということです。なので 値段の安さや認知だけを高めるのではなく 妥当性をまずはとらえそれから PR や広告をすることが重要です。
弊社も様々なネット広告の代理をやっていますが99.9%は無駄な広告としてGoogle の懐を肥やしていくだけです。よって今一度 商品開発 やサービス開発といったものに冷静に取り組み、多くの説明をしなくても他社よりも魅力的で経済的で世の中の役に立つといったものを考えねばなりません。
最後にひとつ。
スマートフォンに熱中して見る時間を減らし、少しでもリアルな人との対話を深めることだと思います。それは家族の対話であるかもしれないし友人との会話 かもしれません。ネット社会で生き残るにはむしろそのような生の付き合いを維持していくことも生き残っていく一つの手法だと考えます。